葬儀・法事
- 「お 葬 儀」
- 深い縁に結ばれた方との人生最後の厳粛な儀式として、亡き人を心から悼むとともに、尊い仏縁をいただくために、お葬儀は丁重に執り行いましょう。
- 最初にお寺へ亡くなった方の氏名、年齢、死亡の日時を知らせ、合わせてお通夜・お葬式の日時を相談してください。
- 次に親戚や知人、勤め先、近所の人などに連絡します。
- 葬儀社へ連絡し、お葬儀を勤めるお寺、遺族の希望を述べて会場などを決めてください。
- 枕経のお勤め(臨終のお勤め)・お通夜
- ■臨終勤行(枕経)
- 人生の終わりに臨んで、長年お育てにあずかったご本尊にお礼のお勤めをします。
- ■お通夜
- お通夜は、お葬式の前夜に近親者や、友人、知人など苦楽を共にした人々が集い、故人を偲ぶとともに仏様に感謝するものです。心静かに別れを惜しむ気持ちで勤めたいものです。
- 法名と院号
- 法名とは、法の名前つまり仏教に帰依して釈尊(お釈迦様)の弟子となって念仏者として生きる者の名前です。
浄土真宗の法名では「釋」の字を必ず使います。戒名とはいいません。
生前中に法名をいただくときは「帰敬式」を受けます。
院号とは、お寺の護持発展に尽くした人などを讃え、弘めることに功績のあった人に本山(本願寺)から送られるものです。
故人に院号をつけられる方は、光禅寺に申し入れてください。生前中にいただくこともできます。
- お葬式
- お葬式は、残された遺族や縁の深い方にとっては、かけがえのない方の死を通して偲ぶとともに尊い仏縁をいただく法要として、特に厳粛な気持ちでお勤めしましょう。
浄土真宗真宗では、清め塩などの迷信的なものに惑わされないことが重要とされています。
かけがえのない方の死を通して、お念仏のご縁に出偶わせていただくことが大切です。
- 中陰
- ■七日七日のお参り
- 亡くなった日をいれて、七日目を初七日といいます。
以降、二七日・三七日・四七日・五七日・六七日・七七日(満中陰・四十九日)と七日毎に法事を勤めます。
満中陰(四十九日)の後は百か日を勤めます。
なお、最近ではお葬式の後に初七日をされる方がおられますが、本来は、初七日の日にお勤めしましょう。
- ■満中陰(四十九日)
- 亡くなった日から四十九日目のことを満中陰といいます。
亡き故人を偲び、お念仏と出遇いを大切にしましょう。
仏様とのご縁をいただいたことに感謝し、お念仏を喜び、ご仏縁を深めましょう。
浄土真宗では、この法要を追善供養とはいたしませ ん。
- 納骨
- 一般的には満中陰(四十九日)の法要のあとに納骨します。
しかし、もう少しの間そばに置いておきたいという方は、身近な方々と相談し、日時を決めて納骨しましょう。
納骨の法要を行う場合は、光禅寺に申し込んでください。
浄土真宗では、宗祖親鸞聖人の墓所がある京都の大谷本廟に、分骨を納めることもできます。
希望する場合は、光禅寺に相談してください。
- 年回法要
- 法事は、個人の命日を縁として、経典を拝読し、故人の遺徳を偲ぶとともに、今日ある自分を省みる、大切な聞法の機会です。
- ■月命日のお参り
- 毎月の故人の命日に僧侶を招いて自宅でお勤めします。これを月忌参り(月参り)といいます。
- ■祥月命日のお勤め
- 故人の亡くなった日と同月同日に僧侶を招いて自宅でお勤めします。
- ■年回法要
- 1周忌(亡くなった年の翌年の命日)
3回忌(亡くなった年を含めて三年目、満二年目)
7回忌(満六年目の命日)
13回忌(満十二年目の命日)
17回忌(満十六年目の命日)
25回忌(満二十四年目の命日)
33回忌(満三十二年目の命日)
50回忌(満四十九年目の命日)
以後、五十年毎におこないます。
法事の日程は、命日に合わせてお勤めしますが、あまり日にこだわらず、お参りされる方が集まりやすい日が良いでしょう。
場所は、ご自宅、お寺でお勤めしましょう。
事前にお寺と相談して日時を決められることが必要です。特に土日・祝日に行う場合は、早めにお寺に連絡することをおすすめします。
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